History of bamix

バーミックスの歴史

スイス・チューリッヒ近郊ののどかな田園地帯にある小さな工場で、70年に渡って作り続けられているバーミックス。
基本的な構造は開発当初のままながら、高品質、高耐久性を心がけて細かな改善、開発を重ねつつ丁寧に生産し、現在も世界中のご家庭やレストランで活用していただいています。
ご愛用者の信頼に支えられて築いてきたバーミックスの歴史をご紹介しましょう。

バーミックスの歴史

スイス・チューリッヒ近郊ののどかな田園地帯にある小さな工場で、70年に渡って作り続けられているバーミックス。
基本的な構造は開発当初のままながら、高品質、高耐久性を心がけて細かな改善、開発を重ねつつ丁寧に生産し、現在も世界中のご家庭やレストランで活用していただいています。
ご愛用者の信頼に支えられて築いてきたバーミックスの歴史をご紹介しましょう。

1950

スイスのエンジニアが、全く新しいタイプのキッチン家電を発明。3月に「世界初のスティックミキサー」として、Appareil menager portatif」(手持ち式キッチン用品」の特許を申請する。

スイスのエンジニアが、全く新しいタイプのキッチン家電を発明。3月に「世界初のスティックミキサー」として、Appareil menager portatif」(手持ち式キッチン用品」の特許を申請する。

1954

発明したエンジニアは、スイスESGE社にバーミックスの特許権を売却。ESGE社は、1954年末から生産を開始する。

発明したエンジニアは、スイスESGE社にバーミックスの特許権を売却。ESGE社は、1954年末から生産を開始する。

1955

バーミックス の発売を開始。春にはハノーバー国際工業見本市に初出展する。

最初のレシピブック(全18ページ)。50年代の終わりまで、刊行されました。

最初のレシピブック(全18ページ)。50年代の終わりまで、刊行されました。

バーミックス の発売を開始。春にはハノーバー国際工業見本市に初出展する。
最初のレシピブック(全18ページ)。50年代の終わりまで、刊行されました。

最初のレシピブック(全18ページ)。50年代の終わりまで、刊行されました。

1960

チューリッヒ郊外の村メトレンに、ESGE社の社屋が建ち、バーミックス唯一の生産工場に。1階が作業場、上の階は工場主のアパートとして使われていた。

この建物は、現在も社屋として使われています。

チューリッヒ郊外の村メトレンに、ESGE社の社屋が建ち、バーミックス唯一の生産工場に。1階が作業場、上の階は工場主のアパートとして使われていた。

1961

北欧の著名なデザイナー2名が、バーミックスのデザインを一新。このスタイルは1995年まで、マイナーチェンジをしつつ続いた。現在のよりモダンなデザインは、この60年代初頭のデザインが反映されている。

デザイナーのアクトン・ビヨルン氏(左)、シグヴァルド・ベルナドッテ伯爵(右)。

デザイナーのアクトン・ビヨルン氏(左)、シグヴァルド・ベルナドッテ伯爵(右)。

1961年当時のバーミックスM100
1961年当時のバーミックスM100
デザイナーのアクトン・ビヨルン氏(左)、シグヴァルド・ベルナドッテ伯爵(右)。

デザイナーのアクトン・ビヨルン氏(左)、シグヴァルド・ベルナドッテ伯爵(右)。

1967

イギリスのマーガレット王女が、ロンドンでのIDEAL HOME展でバーミックスを1台購入される。

ブリュッセルの博覧会で熱心にバーミックスをご覧になるベルギーのボードゥアン国王。
ブリュッセルの博覧会で熱心にバーミックスをご覧になるベルギーのボードゥアン国王。

1970

売り上げ増大に伴い、生産拡大のため工場を増築する。

売り上げ増大に伴い、生産拡大のため工場を増築する。

1983

メツレンの工場の生産量は、1日あたり1,600 台に到達。

日本への導入

1960年代初頭にESGE社がアメリカGE社の傘下に入った短い期間に、GE社の代理店であったヤナセ社によって日本への輸入が開始される。ただし、その後数年でESGE社がGE社から離れ、日本への輸出は長い中断が続く。

井手櫻子はは60年代にバーミックスを購入した先輩にその便利さ、優秀さを教えてもらい、商品への関心を深めていたところ、偶然にも輸入元を探している話を聞く。 そこで自ら販売に携わろうと決意して、1983年に有限会社チェリーテラスを創立する。

チェリーテラス創業者。1983年当時は専業主婦だったが、会社設立後はバーミックス の普及に尽力する。

1985

製造元スイスESGE社との総発売元契約に基づき、チェリーテラスがバーミックスの販売活動を本格的に開始。
販促に尽力すると同時に、バーミックスが日本人の食生活により一層高度に役立つよう、活用法の研究に尽力。
井手櫻子の自宅でバーミックス料理教室を開催し、多くの方々に参加していただけるようになる(現在は、チェリーテラス・代官山にて開催中)。
JETRO主催のインポートバザールにバーミックスを出展し多くの関心を呼び、以後各地・各種の催しに参加するようになる。

井手宅でのバーミックス料理教室。

井手宅でのバーミックス料理教室。

おせち料理のレシピを載せた日本で最初の取扱説明書。
おせち料理のレシピを載せた日本で最初の取扱説明書。
井手宅でのバーミックス料理教室。

井手宅でのバーミックス料理教室。

1986

文化出版局「ミセス」などにバーミックスが取り上げられ、誌上(紙上)販売に実績を得る。
9月より、日本橋髙島屋s.c.、伊勢丹新宿店にてバーミックスの店頭販売を開始する。(1989年5月より、都内および京阪神の主要デパートでの販売を一斉に開始)。

バーミックス はプロの料理人に浸透し、世界中のレストランやホテルで愛用されるように。シェフの方々からの「シャフトをもう5cm長いものに」というリクエストに応えて、ホテルのキッチンで長い実践テストを実施。1986年にプロ向けモデル「bamix® PRO」の発売を開始する。現在は「ガストロ」の名称で発売中。

日本では「バーミックス プロフィ」として販売をしました。

プロ用バーミックス はシャフトが長く、シェフが大きな鍋に差し込んで作業しやすいように出来ている。
プロ用バーミックス はシャフトが長く、シェフが大きな鍋に差し込んで作業しやすいように出来ています。

1987

フジテレビのテレビショッピング、カタログハウス社「通販生活」のほか、世界文化社、文化出版局、婦人之友社など婦人雑誌各誌による通信販売で好実績をあげる。

1995

料理研究家の有元葉子さん、波多野須美さん、真崎敏子さん、峰岸祥子さん、洋菓子研究家の加藤千恵さんのご協力を得て、バーミックス初めてのクッキングブックを制作。

専用容器のほか、より細かく材料を砕くためのパウダーディスク 、スパチュラなども開発。
バーミックス・クッキング 毎日の食卓編

1999

デザイナーの宮城壮太郎氏の協力により、チェリーテラスがクッキングジャグ&カップを開発し、発売を開始。以降、バーミックスをより便利に活用できるよう、専用容器やツールの自社開発を促進するようになる。

専用容器のほか、より細かく材料を砕くためのパウダーディスク 、スパチュラなども開発。
専用容器のほか、より細かく材料を砕くためのパウダーディスク 、スパチュラなども開発。

2001

2001 Domotechinica展で発表された、バーミックスM200。日本では2002年から発売開始した。

2001 Domotechinica展で発表された、バーミックスM200。

2005

バーミックス が、2005年度グッドデザイン賞(Gマーク)を受賞。「重量があるにも関わらずバランスがよく、グリップが安定していて操作性に優れている。清潔感とともにヘビーデューティーな道具としての魅力も感じられる」と、審査員からコメントを頂戴した。デザインの総合的な完成度や、長く使えるデザインという点が評価の対象となった。

2008

3月より、バーミックスM250の日本における発売を開始。また、据置型フードプロセッサーの機能を兼ね備えた新アタッチメント、バーミックス・スライシーの発売も開始する。

3月より、バーミックスM250の日本における発売を開始。

2010

基本デモンストレーションや種々の料理教室、お手入れ方法など、バーミックス の使い方を詳しく紹介する動画をYouTubeにアップするようになる。

2012

チェリーテラスが日本でバーミックスの販売を開始して30年を迎えることから、22名のシェフ、料理研究家の方々にご協力いただき、記念のクッキングブック「バーミックスで作る私のレシピ」を制作。

バーミックスで作る私のレシピ
バーミックスで作る私のレシピ

2014

長年の経験と技術から生まれた最新モーターを搭載したM300を発売。
9月に井手櫻子の著書「バーミックスのある暮らし」が幻冬舎から発行される。10月、バーミックスが、長年にわたり広くご愛用者から支持され続けてきたことが認められ、2014 年度「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞する。

バーミックスのある暮らし
バーミックスのある暮らし

2024

バーミックス誕生70周年。バーミックスはこれからも料理を作る皆様の強い味方であり続けます!